私の生まれ育った辺りは、“ハケ”と呼ばれる国分寺崖線北面の武蔵野台地上で、周囲には大きい河川らしい河川がない所です。
周囲はかつて、恐らく有史以来あったであろう雑木林と荒野が広がり、宅地開発されたのもごく最近の昭和30年代以降で、およそ東京都というに相応しくない風景が広がっていました。
付近には、小川程度の小河川である入間川(いりまがわ:流路は現在暗渠)、仙川それに野川が流れている程度で、井戸も深井戸にしなくてはならないほど(実家には古井戸がありました)古来より「水」に難儀した地域でした。
故に、江戸時代から数本の水路が切り開かれてきました。
その水路の一つに、「深大寺用水(養水)」という幅約1.5mほどの流路があり、理由は判らないけど子どもの頃から興味を持っていました。
たしか幼少の頃は開渠された状態で、水流もあったような気がしますが、今は大半が暗渠でその存在すら判らない状態です。
大人になってから、この水路を辿ったり歴史を調べたりしています。
これらマイナーでローカルな水路関係を本コーナーでは扱っていきます。
※いやはや一般的ではないなあ(笑)
【コンテンツ】
【特設1】深大寺用水
【特設2】武蔵野の用水・河川
【特設3】旅先水路編
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