北府中の引き込み線跡と陸軍燃料廠―現地レポートその1

それでは、北府中の現地レポートです。


より大きな地図で 北府中からの引き込み線と陸軍燃料廠 を表示

スタート地点は、JR武蔵野線北府中駅。(A-1)
見所いっぱいで期待大。

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(↑)駅の北側からホーム方向を見ます。
(左の地下通路は東芝府中の正門へ行くそうです)

武蔵野線は貨物輸送のメインルート(東北線―東海道線の中継)でもあるので、時より長大な貨物列車がガタンゴトン走り抜けます。
ちなみに旅客輸送は府中本町まで(から)ですが、神奈川県の鶴見駅まで貨物専用線として伸びています。

まずはでんしゃをゆっくり眺めます。

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「わ?205系じゃ?」

でんしゃに向って手を振ろうと思いましたがもちろんやめました。

そして、駅の北西には府中刑務所があり、実はこの構内に向って引き込み線がありました。
昭和期発行のいくつかの地図にも記載されています。(A-3)

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(↑)左の塀が刑務所で、この写真ちょい先。

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(↑)どうもこの塀の角度に沿って引き込み線があったらしいです。

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(↑)このR、引き込み線か!!??
(実際には、これは新しい塀で、昔は引き込み線っぽい跡がありました。今はナシ残念!)

所内で製造された生産品の出荷に使われていたそうです。
(間違っても囚人輸送用とは思いたくないですね)

次に、武蔵野線西側を眺めます。

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あのラグビーで有名な東芝府中事業所です。
塔は、エレベータ試験塔だそうです。

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(↑)左にもう一つのエレベータ試験塔が見えます。(A-2)

それと、右の方の引き込み線に何やらオレンジの電車が!!

でんしゃでんしゃ??」

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(↑)103系ぽいっす。

東芝府中は、戦前から鉄道車両の製造に携わってきていますので、この北府中には数多くのオモシロ車両の出入りを見ることが出来ます。
軌道幅の異なるJR以外の車両も、仮の台車を付けた下駄履き状態で、JR線を機関車に引っ張られここを出入りします(甲種鉄道車両輸送)。

では、東芝府中を一周します。

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(↑)北側の(A-4)付近。

「ヲヲ、架線ある」

そうです。工場外周に軌道があります。

そして・・

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(↑) 「む、むむ、なんかでんしゃがあるぞい」

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(↑) 「ち、近づきたい!!」

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(↑)(A-4)の少し西側に『北門』があります。

「えへへ、もしやここからあのでんしゃが見えるかな!?」

しかし軌道と架線を見たところ使用はされてないようです。

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(↑)いましたいました!!(今回の旅で撮ったなかでベストショットかなー)

これが東芝府中名物!?の103系電車かな?

カワイイペイントが施され、「東芝府中」の表示も何だか誇らしげ。
ただ、風雨にさらされ、草に隠れてちょっと寂しげ。

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(↑)軌道は続いてます。

この辺りが一番北。

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(↑)(A-5)西側。こちらにも軌道が少しの区間あります。

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南側には軌道は見あたりませんでした。

上の写真は(A-6)で南を撮影。

左に伸びるのが武蔵野線で府中本町方面。
右のベルトはどうも廃線された下河原線の軌道跡のようです。
同線は、国分寺駅から分岐していた多摩川の砂利運搬線です。

また下河原線からさらに支線があって東京競馬場前まで伸びていて旅客輸送を行っていました。
当ネタは後日また。(笑)

では、次に陸軍燃料廠跡方面に向います。

(その2)に続く。

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