ジジイになって思うのは世の中って「変わってほしくないモノ」が多い。
例えばMac。
先代(Intelベース、PowerPCベースのOS Xを別けるならば2025年現在で三世代前)のClassic OSであるMac OS 9(オーエスナイン)は前世紀末に発売され、最終形態となった9.2.2の登場が2001年12月。
マルチタスクではないシングルタスクOSなのだが、最終期の起動可能マシンG4 QuickSilverやMDDであれば、OSそのものが軽いので起動は速く、Photoshop ver.5.5 or 6やIllustrator ver.8など当時のソフトウェアも快適動作する。
そんなレガシーOSだけど、未だわたくしの現役で使用する仕事用機材だったりする。さすがにインターネットには繋げはしないが、内側のLANには参加できるし(工夫は必要)当時のクラシックアプリケーションも全て起動可能。もっとも、物理的にハードウェアが生きている限りではあるけれど…
実はこのオーエスナイン、現時点最新の「macOS Sequoia」と見た目や操作体系などルック&フィールがあまり変化なかったりする。今後も変わってほしくないモノだね。
この「変わってほしくないモノ」、食べ物に関しては人びとの嗜好変化によって昔とは違う「モノ」になってしまうことがきょうび多い。
その代表格(個人的見解(笑))が「梅干し」。
昔はスーパーで並んでいる品でもすっぱく味が濃厚だったが、いつの間にか甘くマイルド化された梅干しが好まれ台頭してしまった。
甘くないものでもシソやカツオ節が加味されすっぱさはあまりない。コンビニおにぎりでも梅は売れないと聞く。
そう言えば「納豆」も昔ながらのクサい製品は一般受けしないそうな。
昔ながらの梅干し好きの自分にとっては困った世の中…。チッチッチ、越生に行けばあるんだよ。昔ながらの梅干しがさ!
と言うワケで、埼玉県西部に移住してからは、家からほど近い梅の一大産地の越生町まで定期的にチャリで買いに行っている。
こないだの日曜も行ってきた。いや〜こっちは天国やのぉ。
梅干しを売っているお店は多々あって、全ては地元農家さんの地産品。
農家さん毎の特色や製造方法、さらにはその年によって味が違うのも魅力。
複数違う物を買うのがオススメ。
出回り時期は旬の初夏が良いとされるが、基本的に保存食なので一年中買うことは(ほぼ)できる。
行ったその日は越生梅林で「梅まつり」が開催されていた(16日まで)。今年の見頃期は “遅かった” そうだ。
「梅干し」で始まったこの週、実は越生にチャリで行った前夜は雪だった。
ただ、春の雪は直ぐに溶ける(南関東限定かな)ので日曜朝には積雪量ゼロだった。
さすがに山道はまだ着雪してると思われたのでその日峠越えはしなかった。
週の平日は雨が多かった。まさに「春に3日の晴れなし」。
5時台の朝撮り。もう少しすれば日の出後ですな。
チャリ通は金曜にできた。すっかり春めいて暖かくライドシーズン。
往復で狭山湖堤体経由の80キロ通勤。帰路に見た月が美しかったなぁ。
そうそう揺れに揺れている中野サンプラザ跡地問題(サンプラザ建替が出来ないよ状態)だが、学生時代から(今も)中央線沿線がシマだった自分にとってこの中野サンプラザはシンボルそのもの。無理なのはわかっているけど残してほしい。
「変わってほしくないモノ」の姿。
火曜の早朝に中野駅近くへ用事で行ったのでパシャリ。
仕事場は新中野なので同じ区内ながらもサンプラザは最近見ていなかった。凜々しいねぇ。
そして週末は再び天気下り坂。いやだなぁ。
さいごに「変わってほしくないモノ」…もとい「ぜんぜん変わらぬモノ」一葉。
39年前、昭和61年のスナップ。青梅街道の沢井付近かな。
うーん、今も昔もやっていること、遊ぶエリアはぜんぜん変わっとらん。 (苦笑)