オレ的 自転車生活でのサイコンとスマートウォッチ(1)

自転車生活でのサイコンとスマートウォッチのお話。
一般的なレビューネタとはちょっと違うかもです。(長めかも…)

⦅はじめに⦆

サイコンとスマートウォッチ、これらMyガジェットを最近更新した。
理由としてはどちらもバッテリーが劣化したから。なおハナからバッテリー交換など考えてはいない(理由→交換代が高杉晋作w)。

旧使用のサイコンがGARMIN Edge 820J(ガーミンサイコン3台目)、2018年11月初始動で5年間2692時間稼働、ウォッチの方がGARMIN vivoactive4(ガーミンウォッチ4台目)で2020年9月から3年間毎日着用し心拍転送モードを多用。820は一般的天寿よりなかり長かったと思う(使用3年目から冬場は外部バッテリー併用でないと持たなかったが)。

これらのオレ的使い方は、サイコンは至って単純、データ収集が主目的で多機能は不要。GPS、パワーメーター、ANT+が必須だが、マップは出先にて見る程度でナビは使わない。またガチなワークアウトプログラムも不要。


2018年のvivomove時代。アナログ針が良い味だしてる

一方ウォッチは、ライフデータの収集やスマホからの通知確認、suicaの使用など日常使いから、サイコンへ心拍データを送る「心拍転送モード」がメイン。CXレースに出ていたときのラン練習ではランアクティビティも多用していた。だからApple Watchは眼中には(あまり)ない。

⦅レースに出なくなった⦆

レースに出ていた頃はパワーメーターから得られるデータ、特にFTP値が重要で定期的にショップにて計測していた。直近だと、

  • 2017年3月:232W
  • 2018年4月:247W
  • 2018年10月:257W
  • 2019年4月:260W

という進化を刻んだが、その後レースに出なくなり計測はせず。ふだんの走行記録を見ても平均出力は下がったものの、サイコンは260Wで登録したままだった。

ってことはFTPは260Wのハズがなく下方値であることは明らか。ただFTP計測をしたいとは思わない。だってアレだもんね。(笑)
しかしパワーデータの取得は何かと有益なのでパワーメーターは使い続けるつもり。

⦅さて買うか⦆

レースには出なくなったが、趣味乗り(ゆるポタ&グラベル大好き)や最低でも週1往復70キロ超えの長距離自転車通勤はやってるのでパワメは使い続けたい。だからそのデータが取れ、かつ安いサイコンそして毎日のライフログが欲しいのに適したサイコン&ウォッチの組み合わせはないかと模索し結論を得た。

「ガーミンサイコン止めてライフログとパワーデータはウォッチで収集しよう」

となり、パワーデータの収集できるウォッチを探した結果、ガーミンの新作Venu 3がパワーデータを取得できると判りそれに決定した(他にFENIXなどあるが価格面でNG)。なおガーミンウォッチはオレ的に必須で理由はこれまで蓄えてきたライフログがGARMIN Connectにありそれを継承したいので。つまるところ、Venu 3で全てが網羅できる。

しかしサイコンは必要だと思う。データ収集が主目的ながらも時間(経過or現在)や速度、NP値そして現在地確認は走行中見るのでそれらを “腕” から得るのは至難の業でほぼ不可能。

上記を鑑みるにサイコンはガーミンではなくて良くなり、選定した結果ブライトンbryton Ryder S500をチョイスした。
S500の良いところは、機能的には最新のEdge 540や840と同等レベルなのに価格が(かなり)安いのが魅力。さらにはマウント部分が交換式でガーミン互換のものまである。ただし欠点として国内では情報量がガーミンより圧倒的に少ない

⦅Venu 3は良いのだけれど…⦆

Venu 3はウォッチとサイコンのいいとこ取りで良いのだが、サイコンとしては決定的なダメ部分があり、わたしは使ってから知り得た。何せこれはカタログ(公式HP)には載っていないことなのですわ。それは、

“FTP値が200Wで固定。変更ができない”

マジかよ。
かのDC RAINMAKERのテストレビューや海外の掲示板で知った。(※まぁFWアプデで将来変更できるかもだが)

これってレーサー目線からすると致命的で、(パワーデータ収集が目的ならば)Venu 3はサイコンの代替にはならない。現在のわたしの貧脚ペダル力でもVenu 3計測で1時間半ダラダラ走ってIF値が1.00以上。あり得ません。(笑)


FTP200W、IF1.00…おいっ!

ただ現在のわたしは非レーサーゆるポタ勢、なのでFTPが200W固定でそこから得られるTSSがいい加減でも「まっいっか」なのですな。
また昨今、TSS値もバイクのみから得られるスコアなので、特に身体的疲労を測るには不適切と見る向きも多い。むしろ常時身体と接続しているスマートウォッチから得られるストレスレベルやリカバリータイムの方が役に立つ。

⦅じゃぁFTPは推測値でOK⦆

って見出は書いたけど、これまで蓄積してきたデータからだいたいのFTP値を導き出せるので完全な推測値ではない。

平均出力(当然NP値も)は低下しているので260Wではあり得ず、200Wでは少ない。ってことでワットの減少率から算出し、(先ずは)FTPを240Wにしてみることとした。

⦅bryton Ryder S500出撃⦆

実はS500、この記事前掲の時はまだ未使用だった。(^_^;)
ネットでいちばん安い所(ポイント消費と取得も考慮)を探し発注した。なのでポイント分を差し引いたりするとガーミンマウント入れて3万円未満で買えてしまった。やったぜ!


オプションのガーミンマウントを装着。右が本来のbrytonマウント

しかしけっこう設定が至難で、マニュアルは代理店のFUKAYAさんのHPからPDFをダウンロードし読まないとセッティングができない(参照しながらの設定だとPCかタブレットがないと厳しい(もちろんスマホでも良いが “設定アプリ” で使う))。
そのマニュアルも雑(ごめんね)で書かれていないことが多すぎるし、1ページから読み進めても順追って設定はできないと思う。
(マニュアルだと電源入れてすぐ使えるよ的(笑)→センサーは?自転車設定は??? それってGPSのみで運用する場合だよね)
ということでわたしの場合ガーミンを設定してきたときの手順を思い出しながらセッティングしていった。以下にざっと書くと、

  1. 充電は4時間らしい
  2. 言語設定、スマホ(Bryton Active)とペアリング
  3. ユーザープロフィール
  4. 各種心拍とパワーの設定
  5. センサーとの接続(複数あるものは全て)
    ●心拍センサー
    ●スピードセンサー
    ●パワーセンサー
    ●Di2
  6. 自転車・メータ画面の設定(はEdge 820Jと同じに)
  7. 細かな設定(タイヤ周長、自動ポーズ、アラートなど)

詳細はここでは書かないが、要点とハマった所を絞るとまず「1.」の充電でハマった。(笑)
電源経由でUSBを挿してもウンともスンとも言わない。

マニュアルによると「バッテリーアイコン」がでるらしいがその挙動はない。

「すわっ初期不良か!」

と疑いつつも適当(笑)にボタンをいじっていると画面に “Engineer Mode” と出ちゃったじゃねぇか。(写真無し)
10分ほどケーブルを挿した状態で放置後、ダメ元で電源を長押ししてみたらナント起動したので、再び電源を切ると21%の表示。

つまりこうだ。この個体は単純にバッテリーがほぼ0%だったということ。いやはや通常の機器は70%ぐらい入っているのだがね。在庫期間が長かったのかな???

で、やはり満充電確認は4時間後。改めて設定開始。
その設定は案外と簡単で、ほぼ全てがスマホのアプリ(Bryton Active)経由でできた。これはマジ画期的。

なおセンサー類は複数ある場合、任意に名前を付けると判りやすい

また「タイヤ周長」はスピードセンサーの中に設定項目がある。ガーミンのような自動設定はない(けどデフォルト数値は出ている。恐らく25Cの場合)ので手動で入れる。

しかしこのアプリ、バグなのかバカなのか判らんけどよく落ちる。オイオイまだ1回の表だよ???

 

長くなったので実走ネタは【続編(2)】にて。

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