わたしの持っているパワーメーターのうちの1つは、オワコンになって久しいGARMIN vector2(片足計測タイプ)。
えーと、vector2はもう2世代前だったかな?(笑)発売当時から罵詈雑言の耐えなかった鬼っ子(汗)ではあるが、まぁ使えてるから良いのです。
で、コイツ最近、左の計測器側にガタが出るでメンテをした。そのガタは、ペダル(センサー)シャフトとカートリッジの噛み合わせ不良。
ふつうに考えるに、5年以上使っているヤツだからカートリッジやその周辺のワッシャ類が劣化しているのだろうけど、時既に補充パーツなんて入手不可能なので(その後出たvectorをシマノペダルに移植する「vector cartridge Kit」もオワコン)やることって言えば、内部のナットの締めぐあいの確認とグリスを塗る程度なのだが…
そしてvector2を分解するにはカートリッジの「ブッシュ」を緩めないとシャフトがペダルボディから引き抜けない。
規格はシマノのそれと同じ径と山数なので、同社の専用工具「TL-PD40」ペダル用ロックブッシュ戻し工具が使える。
こんな感じで外す。
TL-PD40をモンキー(もしくは36mmスパナだが、そんなデカいの持ってない)で固定し、ペダル側を手で回して緩めていく。
vector2はほかのペダル同様、左正ネジで右逆ネジ(TL-PD40に緩め(LOOSE)方向が書いてある)。
センサーシャフトが入ったカートリッジが抜けた。
さらにナットを外してセンサーシャフトを引き出す。このナットは緩んではいなかった。
vector2の心臓部が出た〜。
後はこのセンサーシャフトをウェスできれいにし、新しいグリス(自分はデュラグリ)を塗布し、ペダルを組み戻してお終い。
カートリッジなどが摩耗しているので完全にガタ取りは出来なかったが、まだまだ使える範疇だったのでvector2は続投して頂こう。とは言っても、わたし自身、レースが自転車生活の主戦場じゃなくなったので、もうパワトレはしないんだけどね。(笑)