■ルートマップ(梶野新田・小金井分水分岐点→築樋)
※注意:あくまで推定ルートです。
より大きな地図で 梶野新田分水 を表示
(取材日:2005年1月24日)
小金井付近では、玉川上水に平行して東進し、
このあたり(B1-12)から野崎村方面に向かうため南下していきます。
ここまで来ると、水流はもうないようですが、堀は開渠されており水路ルートなどよくわかります。
南下すると、仙川の河川流路にぶつかります(B1-13)。この一帯は武蔵野台地上の凹凸の少ない地形でありどうやってこの仙川を越えるのか?
そこで「築樋」と呼ばれる土木工法で仙川の上に用水路を通しました。
「築樋」とは、元々流れていた河川流路の起状大きい部分の窪地を盛土し、その上部に“樋”を造って水路とする土木工法で、ここは享保17(1732)年に築かれました。
(昭和62年1月、小金井市教育委員会製作の説明文より)
築堤上部水路の“樋”です。
見ての通り、下に仙川の流路があります。
ちなみに、このあたりにはもう1カ所同じ仙川と小金井分水が交差する築樋(↓)があります。
この後、水路は東南に向かって、ひたすら暗渠の中を進みます。
【辿る編 その3へつづく・・・】(暗渠マニア必見!(爆))