「勤労感謝の日」、ドイツからやって来たCanyon ULTIMATE CF SLのフレームセットを自転車に組み立てた。パーツ大半は昨日までのメインマシンFocus CAYOから移植。
自分はプロメカではないので(いちおう10歳代後半から20歳代前半にかけ、自転車屋さんの師匠先輩から手ほどきは受けた)手順は端折るが、ULTIMATE CF SL(「X」はつきません。安い方w)の特徴的なポイントを以下に私的メモとして列記。買う人、組み立てる人が多少でも役に立てば幸いかと。また、導入編はこちら。
Canyonの場合、フレームは完全に機械式と電動式に別れていて、それぞれ互換性はない。自分が買ったのは電動式(ほぼDi2専用)で、シフトケーブルを引き回すための装備はされていない。
●バッテリー
バッテリーは内装式。シートポストではなくダウンチューブ内に専用取り付けスペースがあり、そこにインストールする形式。
上記写真だと接続端子が下だが、実際は上向きに装着した。バッテリーを専用ケージに予め挿してからBB開口部より内装しダウンチューブ外側下面よりネジ締める。
●ボトムブラケット
ULTIMATE CF SLはBB86形式。圧入をせず、一般的なホローテック工具のみで取り付けられるウィッシュボーン(WISHBONE BB86)を投入した。これだとフレームへの負荷やダメージも少なくて済む。
工具は自分の場合、シマノの「TL-FC36」を使用。また最終的に同工具を2つ使い、左右両刀で締め込んだ。シェルとの相性は少々固めだったが特に問題無く作業できた。
●リアブレーキケーブル
内装式で、予めライナーがフレームに入っており、そこにインナーを通せばOK(自分は、左前右後の仕様)。
なおアウターはフレーム内には入れないタイプで専用アウター受けが付属。
作業は録画保存してある2013年のツール・ド・フランスを観ながらやった。懐かしいな〜。そうかモビスターはまだCanyonじゃなくPINARELLOだ!
●作業完了
ここで小事件発生。Canyonのシートクランプの締め込みボルトを無くしていることに最終工程の前、シートポスト差し込み時に気がついた。30分ほどあちこち探し周り、作業場所の敷物下から発見。どうも先週にCanyon純正のシートポストを外したとき、ポロッと落としてしまった模様。この焦燥感は自律神経失調症の発作が出そうだった。トホホ。
数十年前にも同じようにクランプボルト(昔のなのでフレーム一体型)をなくしたことがあったが、その時は見つからなかった。
さいごにポジションの仮出しをしながら家の周りを試走。あれこれやっているうちに暗くなってしまった。
マシンサイズが先代よりトップチューブ長マイナス9mm、シートチューブ長マイナス14mm、ホイールベースだと13mm短くなった。というかこちら方が適値。車重はボトルケージ×2とレックマウント込みで7.6kgだった。
本格的な試走は明日の朝走にしよっと。