過去の旅の記録です。
※現在とは状況がかなり違うと思いますので参考にはなりません。
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【計画】輪行利用。長野県松本市から糸魚川まで北上し、日本海沿いを直江津まで東進。一路黒姫まで南下した後、戸隠、鬼無里村経由で信濃大町へ出る。
【日時】昭和63年8月2日?8月6日
【コース】(8/2)輪行、夜行列車[泊] (8/3)→JR松本駅(スタート){R147}→豊科→有明→信濃大町{R148}→木崎湖CS[泊] (8/3){R2148}→青木湖→白馬村→小谷村→信越国境(葛葉ピーク)→糸魚川{R8}→梶屋敷→能生町[泊] (8/4){R8}→名立→JR直江津駅(輪行)→JR黒姫駅{県道36号}→戸隠村営CS[泊] (8/5){県道36号}→大望峠→鬼無里村→大洞峠→小川村{大町街道}→美麻村・小岩岳温泉→大町スキー場ピーク→JR信濃大町駅(ゴール)
【走行距離】約254km
《8月2日》(天候:晴)
新宿駅アルプス広場でKと合流し、夏山に向かうヤマヤに混じり輪行袋を担いで23:48発の臨時夜行「急行アルプス87号」に乗り込む。「アルプス号」はヤマヤ定番だが、国鉄から民営化され運行本数が減退し寂しい限りだ。今回の乗車する車両も国鉄型169系ではなく、「特急あずさ」と共用の183系だった。しかし1年たっても“JR”という言葉にはまだ馴染めない。列車は混んでいたが満席にはならなかった。
《8月3日》(天候:曇→雷雨)
定刻通り5時24分松本駅着。気温は既に23度もあり暑い。駅前で雑炊を自炊し朝食を摂り、夏季キャンプ装備のノートン号とベニックス号を組み立てて、R147を7時20分に北上開始。
スタート時には気温26度だった。出発して間もない豊科付近でKのベニックス号前輪がパンク。チューブを引き出し、650Bのタイヤ内側を見るとバースト寸前。危ない危ない。パッチを貼り、650Bも内側補強しなんとか修理完了。
再出発。のんびり走るため、国道走行をやめて高瀬川沿いの土手道を走ることにした。
その土手道で休憩中、行動食のバナナを食べていると眠くなり1時間ほど昼寝。「これでは目的地に何時につくかなあ」と思っていたが、割と早く11時30分、信濃大町に着いた。
食糧を買い込み、市内からほど近い木崎湖キャンプ場に向かった。
CSはとてもシャワーもあり快適だった。夕食にカレーとシシャモを食べ、なぜか花火で遊び就眠。結局寝るのは遅くなった。夜中雷雨。
《8月4日》(天候:晴→雷雨)
5時起床。朝食(コーンフレーク、コーヒー)を摂り信越国境に向け北上開始。なだらかかつ長い登坂が続くが、途中、昨年訪れた白馬雪渓を源流とする松川の冷たい水で身体を冷やしたりし、疲れはない。
小谷村から、国境ピークに向け、重量級ランドナーを懸命に漕ぐ。
9時40分、ピークに到着し、マシンを点検してダウンヒル開始!
日本海の糸魚川までほぼノンストップで下りきる。12時頃、海岸に出て昼食休憩(カップ焼きそば、スイカ)。日本海は波も静かで水もたいへんキレイだった。
R8を東に進むが、ここでもまた道をそれ海沿いを走り、宿泊予定地の能生町に15時到着。
能生町は、海に山が飛び出たような地形の場所だった。国道沿いでカニを大量に買い込み、キャンプ適地を探す。
海岸にCSがあるらしいのだが見つからなかった(【と記憶している】)。
大量のカニを積んだままウロウロし、水場とトイレの確保できるC神社が適地と判断し、得意の野宿をすることに決めた。
野宿の極意は「許可を得ること」なので、土地の人に許可をもらい、火を気を付けるということを条件にC神社軒にシュラフを広げた。
夕食はもちろん神社の敷地外広場炊事。茹でたカニとカニの炊き込みごはん、カニあさり汁とカニ三昧。もちろんビールも。
就眠しようとするが、蚊の多さで、今晩もなかなか眠れなかった。夜半雷雨。
ちなみに最初の野宿は、小学校4年の夏休みに地元の裏山(雑木林)で友達と2人とサバイバルしたのが最初だった。缶詰とかをリュックに詰めシュラフにくるまったのだが、その時も眠れなかった記憶がある。
以後、神社、小学校、展望台ベンチ、バス停、駅などゲリラ的に野宿を重ねてきた。
《8月5日》(天候:晴→雷雨)
4時00分起床。掃除片付けをし朝食のパスタを食べ6時出発。海沿いに伸びるサイクリング道を直江津に向かう。国道より山側の高い位置にあり、自転車専用トンネルまでありとても快適だった。
8時、直江津に到着く。この後南下し野尻湖経由で黒姫までR18を登坂する予定だったが、寝不足だし黒姫まで輪行することにした。時間があるので町のコインランドリーで洗濯。
10時40分発の「急行南越後号」(【とメモにあるが、恐らく「急行赤倉号」】)に乗り50kmほどラクをする。
黒姫駅11時26分着。再びマシンを組み立て、食糧を買い込み戸隠への登坂をする。かなりキツイ登りだったが、軽いギア比で歩くのと同じくらいの速度でゆっくり息を切らさず走る(歩く?)。
戸隠村営CSに14時頃到着。夕食は、マカロニ・ジンギスカン・ニンニク鍋(とトマトジュース)。これはとある大学サイクリング部から教えてもらった料理をアレンジしたもので、確かA大だったと思うが定かではない。スタミナが付くが、またしても臭み消し用のビールを飲んでしまい深酒したが22時就眠。夜中に定期便の雷雨襲来。
《8月6日》(天候:晴→雷雨)
5時00分起床。朝食に冷やし中華を食べ、ゆっくり目の8時出発。
今日は、大小3つの峠を越えて信濃大町へ出る最終日。
結構複雑なルートで、道に悩みながら進む。
まずは県道36号で西に向かい、大望峠を越え鬼無里村まで下る。
そして同じ県道を進み高山寺峠(【メモまま、大洞峠?】)を越え(10:55)小川村へ。
小川村からは、大町街道(県道31号)に入り西南へ。
12時に美麻村の小岩岳温泉に着き温泉に入り昼食(おにぎり、コンビーフ、魚肉ソーセージ)。
休憩の後、大町スキー場付近の最後のピークを越えて、信濃大町までダウンヒルし15時ゴール。
マシンを分解し重たい荷物は宅配便で自宅に送った。
その後17時44分発の「あずさ44号」で帰路についた。
乗車後、窓の外は激しい雷雨だった。
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かなり細かく記録をとっていましたが、相当記憶で穴埋めしています。
猛暑で暑い夏でしたが、総じて快適なキャンピング行でした。
夕方から夜半にかけ、決まって雷雨が来ることは知っているので、15時頃に到着することを念頭に行動しました。
そう言えば、昭和59年の夏に北八ヶ岳岩稜を縦走登山中、雷雲の中に突入し、ハイマツに寝て隠れやり過ごしたことを思い出しました(それ私以来雷様は嫌いです)。