旅の記憶―ビーナスライン 白樺湖・大門峠~扉峠

過去の旅の記録です。
※現在とは状況がかなり違うと思いますので参考にはなりません。

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【計画】輪行利用キャンプ。長野県茅野市から白樺湖・大門峠へ登り、ビーナスラインを扉峠まで北上縦走。松本市へ下る。
【日時】平成3年5月3日~5月5日
【コース】(5/3)輪行、JR茅野駅(スタート){R152}→白樺湖CS[泊] (5/4){ビーナスライン}→扉峠{よもぎこば有料林道}→美ヶ原三城CS[泊] (5/5)→JR松本駅(ゴール)
【走行距離】約62km

《5月3日》(天候:薄曇り→雪)
やや遅めの時間、『特急あずさ』にて茅野駅にフルキャンプ装備+自転車を担ぎ降り立つ。
ここで、写真を撮ろうと思いフロントバッグを開けたが、「・・・・ない。カメラが・・・」。忘れた。
売店で急遽『写ルンです』を買う。良い時代だ。
茅野は学生時代に何度も訪れたことがあるが、新しい駅舎になってからは初めてだった。

一通りの装備をノートンにくくりつけ、R152を白樺湖へ向けて漕ぎ出す。
ここは別名「大門街道」と呼ばれる大門峠越えルートで、フルキャンプ装備にはやや堪える。
ゴールデンウィーク中なので車も多いが、家財道具一式持った大きくのろい自転車はちゃんと避けてくれるので怖くはない。
ただ白樺湖手前フィニッシュをアタック中、路上にぺちゃんこになった ZIPPO が落ちていて、なんだか悲しくなった。
「たぶんオーナーはどこで落としたかも気がついていないんだろうなぁ」
とか
「人知れずこのライターは山中で錆び沈んでいくのかなぁ」
など考えてしまった。

そして夕方白樺湖到着。
湖南側、観光地から少々離れたの場所のキャンプ場を訪ねたが、やっているのかよく判らない。
まぁいいや、ということでテント設営。
サイトは斜面ばかりで、ひと気も無く陰気な場所だ。
普段はあまり人のいない場所を好み、無人サイトなんて天国そのものなのだが、なんかここは違った印象だった。

夕飯はレトルトカレーレトルトご飯。
この夜は気温が大幅に下がり雪となった。
ただ持ってきたシュラフが三季用だったからえらく寒く参った。

《5月4日》(晴)
翌朝は快晴だった。
陰気なキャンプ場はやはり朝も陰気だった。(笑)
朝食にラーメンを食べ出発。

白樺湖北側から大門峠まで行き、ここで左折。
ビーナスラインを霧ヶ峰・美ヶ原方面へ向かう。
そしていきなり車山への急坂となる。
ここをクリアすれば、縦走路なのであとは意外と楽なルートのハズ。

中山道の和田峠を越え、三峰まで上がったところで昼食とする。
自炊はせず食堂にて済ます。
ここで、信州上田からアトランティス号(サイドバック四つのフルキャンピング仕様!!)で来たサイクリストに出会いしばし雑談。
大休止後さらに北上する(アトランティス氏は中山道を西に向かった)。
この辺りで標高1668Mだから今回の最高度のハズだ。

しばし行くと扉峠へ到着した。途中雪がまだ沢山残っていた。
標高1660M。
ここから「よもぎこば有料林道」に入る。ビーナスラインより幾分静かな印象だ。
高度を落としながら美ヶ原高原を進む。
そして今夜の野営地「三城」に到着し、石切場CSにてテントを設営した。

静かながらも明るいCSで昨夜とはえらく違った印象だ。
思うに山には “陰と陽” がある。それは山間の地形的要素や谷筋山筋、風通りなど様々な要素が感じ取れるが行くとよく判る。
今夜の寝床は快適だ。
夕飯は併設されているレストランで済ませ、つまみとビール、明日の朝食を買う。遅め就眠。

《5月5日》(晴)
6時起床。
朝食は昨日買っておいた菓子パンなど。
8時頃、美ヶ原高原ジャジャ平と呼ばれる所をダウンヒルする。
途中雪を懐いた北アルプスが遠望できた。

かなりの急坂で、ブレーキレバーから指を離せられない。
もっとも、装備が重いのであまりスピードは出ないのだが・・・・。
ほぼずっと下りのまま岳都松本の街に出た。

ほどなくゴールでお馴染み松本駅に到着し、自転車分解、休憩後「特急あずさ」にて帰路についた。忙しい仕事合間の慌ただしい旅だったが充電ができた。
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サラリーマン時代。いつもGWに長い休みを勝手に取っていましたが。(笑)
この年、在籍会社(既に消滅している(笑))の仕事が忙しく旅の前日22時近くまでの残業でした。
いやはやバブル末期のモーレツ時代が懐かしいです。

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