小金井村分水:辿る編 その4

■ルートマップ(中央線南側→野川合流その1)

※注意:あくまで推定ルートです。

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用水路の記述がある昭和前中期の地形図を見る限り、(A-13)から(A-15)まで水路は直線に南下します。旧図に「本町橋」や中央線敷設後に出来たであろう水路トンネルの記述も見られますが、現地には痕跡はありません(恐らく・・・)。

と言うこと(笑)で一気に中央線南側(A-15)地点へ。

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新しくできた中央線の高架がまぶしいです。

この21世紀建築土木技術の結晶とも言うべき構造物の下に江戸中期における最先端の遺構が眠っています。感慨深いなあ。(←しみじみと眺めるオッサン1人)

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(↑)都立小金井工業高校横を南下します。

そして流路は連雀通りにぶつかります。(A-16)

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通りを越え、ここでハケこと国分寺崖線上にある急坂に沿って一気に下ります。

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(↑)坂の名を平代坂といい、周囲には先土器時代と縄文時代の遺跡や中生代の遺物などが発掘されたそうです(平代坂遺跡)。

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(↑)坂ショットもう一枚。野川のハケ坂に共通したことですけどマジキツ坂。
(2回目の取材時にとき、ママチャリでは登り切れなかった (T_T) )

そして、ハケ坂を下った辺りから周囲の雰囲気が変わります。

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(↑)(A-18)

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(↑)恐らくはこの歩道に水路があったっぽい。

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(↑)(A-19)付近、かつては水田地帯でしたが、周囲はすでに廃田され畑や住宅地と化しています。
しかしながら風景は、昔ながらの田んぼのある里山で、なかなかの風情。

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(↑)(A-20)付近。モーリ(毛利)農園と呼ばれていたこの辺り、水路は複数の細流を分岐させ田へ供給していたようです。

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(↑)(A-21)の野川合流点。ただし小金井村分水の本流部分はここよりさらに東に延びています。

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(↑)付近の野川の風景。

【辿る編 その5へつづく・・・】(ちょっと道草、清水流れる筋を辿ってみた)

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