古地図から検証

小金井の築樋から三鷹市井口までは、水路や暗渠らしき部分を見つけることは困難に近いです。
よって、古地図と現代地図の出番です。

古地図(測量地図)の入手は図書館が便利。それも市や区の大きな本館がよい。
その図書館の「資料コーナー」もしくは「行政資料コーナー」などのところに、
大きなサイズ(A3判くらい)で『古地図集』がよく置いてあります。

この中からコピーをする(図書館で認められていれば)のですが、一つの年代のものだけではなく、三年代分くらい同じ箇所の地図を入手するのが良いでしょう。

お勧めの年代ものは、
●明治10年代の測量地図:おそらく日本最初の近代測量地図。鉄道もまだ少ないし、行政区分もほぼ旧幕時代のままで、明治維新以前の道路や水路の確認ができる素晴らしいもの。
●大正年間の測量地図:戦前の近代行政区分移行後の地図。現在の道路や都市構造の基礎が地図上で読み取れる。大部分の水路は、まだ農業用、飲み水として使われていることがわかる。
●昭和30年代の測量地図:終戦後の高度経済成長期に突入した時期で鉄道・道路の整備が急速に進み始める。水路はまだ開渠されていることが多いが排水路として再整備されつつあり、現在の道路と照らし合わせ位置確認に便利。

ちなみに水路は「????」記号です。

上は、明治10年代測量の地図で現在の中央線東小金井駅付近(鉄道開通前)。着色した青線が水路です。
もう少し広範囲に見ると・・・・

現在の連雀通りだとこの地図でわかりました。

水路エクスプローラは、フィールドのみではなく、卓上でも楽しめます?? (^^)/

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