グラベルライドのお話

8月末、秋雨前線の出現で毎日雨。つーかお盆からずっと雨降らない日はないように感じる。
月末週も走ったのは3日だけ、距離にして198.34キロ(455.9TSS/4,378kJ)のみだったが、それでも8月の総走行距離は1,211.92キロだったのでそれなりには走った方か。

そんな夏の最後の日々、すっかりハマっているグラベルで遊んでる。通勤含めて。

多くの場合、太いタイヤにタフなフレーム、そしてディスクブレーキで構成されたグラベルロードバイク(自分のはシクロクロスバイクだけど)であれば雨の日もマストなのでガシガシ走れる。……

と言いたいとトコだが、平日にドロドロの中走って仕事場の部屋にマシンを入れるのも嫌なので朝から本降り雨であれば自転車には乗らない。

それに天気悪いと五十肩(左腕)やテニス肘(右腕)、靭帯損傷(両手親指)持ちの身にはモロに堪える。いや〜すっかり軟弱になったわ。

さて、そんなわけであまり自転車にあまり乗っていない。レースに出てないからインターバルなど練習らしいライドもやっていない今日この頃なので、倍増してグラベルライドが楽しくてならない。元々がランドナー乗り上がりだし。

ここでチョットだけグラベルウンチクでも書いておきますね。

日本のグラベルライドって世界的に見れば特異な環境であると思う。

まず、北米によくある数百キロ続くようなグラベルウェイや欧州大陸におけるカントリーロードは日本には存在しない。トレイルといえば、必然的に登山道がメインだし、未舗装路の代表である林道は基本砕石敷き。

そしてこれらは、急峻な日本の山岳地帯に敷設されているのがほとんどのため激坂の登り下りが含まれる。どちらも外国のメーカー側から見ると、グラベルロードを走らせる環境にはあまり考慮されていないと思われる。

だから「グラベルバイクは日本では流行らない」とか「グラベルライドは日本では向いていない」など一部から言われてしまう。

いや違う。自分が思うに最近の日本におけるグラベルライドは違った方向、即ち “日本向き” になってきたと見て取れる。

グラベルライドは大きく分けてレースとアドベンチャーに大別出来るが、どちらにせよ走るフィールドが国内の場合、スキー場やモトクロスコースを除いて道路事情に差違は無い。

つまり整備された舗装路の国道から砕石林道、激坂の山道を登り、はたまた田んぼのあぜ道や河川敷道を走って楽しみ遊ぶのが日本のグラベルライドに他ならない。

こう書くと、土俵が違うだけでグラベルライドそのもののコンセプトは、発祥地の欧米と日本でさほど違いはない。遊び方は同じだ。

さらに言うとグラベルロードとは砂利道もしくは未舗装路が適当な意訳だと思うが、「カタチにとらわれない」とも定義でき、自由な気ままな自転車ライドそのものがグラベルライドなのだとも読み取れる。

だからこそ遊びの空間が立体的で広いグラベルライドにはロードバイクやMTBではなく、グラベルバイクがぴったりだと思う。ゆっくりゆったり走るのにも向いている。

その遊び場、何もクルマにバイクを積んで山奥まで行かないとダメなんてことは全くない。レースに出るのは別として(いや待て、グラベレースの会場まで自走で行く猛者もいるぞ!)、煩わしい市街地を走らずいきなりフィールドで遊ぶのはもちろんそれはそれで楽しいし否定はしない。これだってグラベルライドなのだから。

だがしかし、自分の住んでいる周りを見渡して欲しい。大都市部を含めてみても遊べるフィールドはたくさんある。

「カタチがない」のがグラベルなのだから、地図を見ないでダラダラと舗装路を走るのもグラベル、河川敷を延々走るのもグラベル、神社仏閣を巡る旅だってグラベルなのだ。

そしてこういうライドにはタイヤの太いグラベルバイクが似合っている(やや語弊あり。ミニベロファン、ランドナーファンごめんなさい)。

さらに忘れてはいけないのが鉄道網の発達した日本ならではのサイクリング形態である「輪行」。これを利用するとさらに幅が広がる。

例えば中津川林道を走破したい場合、秩父方面から川上村へ抜けることを計画すると、どうしても途中でリターンしなくてはならないクルマ利用より、西武鉄道で西武秩父まで行き、そこを始点に林道を走破してJR小海線の信濃川上を終点にすれば無駄のない計画が出来る。

また、マシンがグラベルロードであれば、上記のような未舗装路を含めたサイクリングがたっぷりと楽しめてしまう。


ランドナーだって!! レストアした1980年代のわたしの愛車。ロイヤルノートン号

もちろん、かつてのランドナーよろしく、フルキャンピング装備をマシンに積んで自走で行くツーリングだってタフなフレーム構造のグラベルバイクなら可能。アドベンチャーライドという言葉が似合う。

ちなみにフルキャンプ装備(装備だけでプラス10kg以上)の自転車で峠に登れるのか? と思われる方おられるでしょう。

ぜんぜん大丈夫。ギア比最小にしてそれこそ歩く速度程度で登る(止まるのはOKだけど押し歩きは不可)。これは絶対的マイペースという登坂方法で、かつて老舗のショップ、ヤマネさんから教わったテクニック。今は心拍計があるから、メータを見て、心拍数をあげないように心がければベター。えっ?遅すぎるですか?いやいや、練習じゃないんだよ。ww

グラベルライド、先ずは近場にフィールドを探して走ってみて欲しい。

そしてグラベルバイクではなくロードバイクでもクリアランスが許す限りのぶっといタイヤ、例えばGRAVELKING 28Cなどを履かせば立派にダートを走れてしまう。だってパリ〜ルーベとかクラシック系レースなんて多少はカスタムするけど通常のロードバイクでグラベルを高速走破するんだから。

う〜ん、思ったことを徒然と書いてしまい、まとまりがつきそうもないのでここでキーボードを打つのを止めておこう。
ということで結論はない駄文で締めくくりますけど、「グラベルライド」。楽しいですよ。(^_^;)

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