ハルヒル2019 参戦記2

5月は毎年ハルヒル月。結果は先の参戦記1に書いた通り、50歳台クラスで27位(1180人中)だった。以下その詳細レポート。


ステテコさん萌え

年が明け、シーズン中のシクロクロスに集中すると共に山練を間にこなし、3月のCX終戦以後は、4月の前哨戦HINODEステージを経てハルヒルへ照準セットってのが恒例パターン。そして今年も同様。

練習は、平日65キロほどの平坦巡航練と週中の丘陵坂練含めた80キロを主にやって、集中山登りを土日に連光寺や尾根幹周辺で行うパターン。試走は毎年行きたいが時間が取れず今まで行ったことは無い。その代わり和田峠を擬似的に天神峠に見立てて登るのが自分流。

 

さて、今年のハルヒル、ヒルクライム部門開催日5月19日の天気予報が、1週間前までは80%の雨確率だったものの、3日前あたりから雨マークが消え、開催土日(土曜がタイムトライアル)共にレースへ影響の出るような雨は降らなかった。

ヒルクライム部門開催前日受付日の18日土曜、高崎市内へ新幹線輪行にて入った。東京13時40分発の「とき323号」に乗車したが、席お隣もハルヒル参加者だった。

まずは、高崎駅を下り、今年も「しろくいち」縁起だるまさんにご挨拶と必勝祈願。そして東口で出走受付を行い&チップキットを受け取る。

事前にSNS上のお友達から情報を得ていたが、今年の参加賞はキャップではなくサコッシュ。ゼッケンは3000番台の第3ウェーブ。回りは皆速そうだ。(汗)

そして自転車を組み立て市内ホテルへ。ホテル側も毎年の恒例行事(宿泊客のほぼ全員がハルヒル組み)なのでとてもスムーズ。それに市内も自転車レース一色になるのでロード乗りとしてはとても嬉しい。町おこしとしても大成功した一例であろう。


ホテル室内へは自転車ごと入れられる

チェックインは15時。荷物と自転車を部屋に置き、すぐにコンビニへ食料の買い出しに出る(例年、レース参戦者が市内コンビニで買い漁るので品薄傾向になる(汗))。ちなみにわたしの場合、朝スケジュールが極端に早いハルヒルは毎年、自身の体内時計を4時間ほど前倒しする。これは土曜の朝食時間から開始する。

ホテルに戻りジャージへのゼッケン着け、下山装備パッキングを済ませつつ、16時半に夕飯としてコンビニで買ってきたソバとおにぎりを食べる。髭を剃ってシャワーを浴び18時半には就寝準備。なお今年は毎年というか朝早いレースでいつも困る睡眠時間確保とお通じをコントロールすることを試みた。ただ以下は全くお奨めはしないので真似無きよう。

詳しくは書かないが、持病の「自律神経失調症」で処方してもらっている睡眠導入剤(常飲はしていない)を覚醒時間である8時間前に服用し強制睡眠モードにしつつ、レース前にとっても困るお通じを早朝に促すため、市販薬の「コ●ラッ●II」をこれも効能時間である8時間前に服用(つまり2薬とも同時間)。それを実践してみた。なお飲み合わせ可否は、かかり付け薬局にて既に説明を受けている。

レース日は朝(か?w)2時ちょい前起床。薬服用作戦の結果は成功。睡眠はちゃんとでき、第1朝食としてバナナ1本とパン1ヶ、エネルギージェルを食べた後にお通じもちゃんと来た。ただ念のため書いておくと「コ●ラッ●II」を飲めば出るというわけではなく、ちゃんと消化していないと効果は皆無。つまりは前日の朝昼夕食の時間をちゃんと調整しておいたおかげではある。

重ね重ね真似はしないでね

3時に宿を出て高崎駅へ。ここで会場の榛名体育館行きシャトルバスに乗り込む。バスはエントリー時の予約制で、自転車は専用トラックが運ぶ。至れり尽くせり。高崎Love。?。3時半過ぎに出発し、車中は仮眠。4時15分頃会場到着。気温は低く、体育館中で身体を休めつつ5時頃第2朝食としてジェルとバーを食べ2時間後のレースに備える。

水分は取り過ぎるとおしっこがひんぱんに来るので微妙なところだが、基本はローディング。多めに取っておく。いざという時はスタートアーチ付近にもトイレはあるので大丈夫。自分は集合場所にいる約2時間半、小トイレは3回済ませた。

先にも書いたがハルヒルは高崎市総出で盛り上げてくれるのと、毎年(7回目!)やっていることもあり、手慣れたスタッフが誘導や動線確保等滞りなくテキパキ無駄皆無。スムーズな進行は遅延なく、定刻7時には自分たち第3ウェーブもスタートアーチ前へ。

そしてスタート。
約400mのパレード区間を経て計測開始ラインを踏みリアルスタート。3000番台はやはり速く、早々アタック開始する選手もいる。果たして昨年の48分を切れるか??
作戦は榛名神社まで温存し、以後の九十九折り山岳区間を気張る。また、同走者を見つけいっしょに走る。また、覚え込ませた身体を頼りに状況に応じて動くことにする。
計測区間は約14.5キロ。計算上平均250W・18km/h、75回転を維持すれば50分を切れる。

同走者はすぐに見つかり、その人の真後ろで悪いけど温存走をさせてもらう。これもレースだ。この方、平坦早く緩斜面は自分とほぼ同じペーシング。また、その人の自転車にはパイオニアのパワーセンサーが着いていたので出力調整しつつ配分していると思われ好条件。榛名神社までは後ろに着かさせてもらい、飛ばさず遅れずの一定ペースを維持。鳥居を潜り、高斜度突入と同時にわたしが前に出る。

中間7.5キロで約19分40秒。後半遅速することを考慮しても48分行けそうな気配。

九十九折り区間は意図的にペースダウンしラストに備える。基本のアウトカーブ攻めで無駄に体力を使わない。

シッティングでのインナーロー(36×30t)と二枚上げての休息ダンシングにて激坂をしのぐ。この辺りから先の同走者も前に出たり下がったりを繰り返す。

ゴールの天神峠をサイコンEdge 820Jのマップで確認しつつ、残り500m当りから280?300Wにて気張る。ここでペーサーにしていた人は後ろだったが、ラストで抜かれる。(^_^;) ちゃんと出力管理していたのですね。

最後に330Wの力を絞ってゴール。サイコン読み48分!!

なおレース中はずっと曇天で気温はガーミン計測で平均14度。走る前の待機中は寒いぐらいだったが、走っているとちょうど良かった。給水量は500mlボトル半分くらいで今回は中間補給食なし(1時間以内のヒルクライムは不要だと思う)。

 

計測結果。

【榛名山ヒルクライム2019】2019年5月19日
場所:群馬県高崎市
天候:曇→小雨(平均気温14.3℃)
レース:榛名湖コース
コースデータ:距離(16.1km)/平均勾配(6.0%)/標高差(907m)

●リザルトと計測値
男子50歳以上?59歳以下の部、ゴール1180人中27位
計測チップタイム:0:48’14.788
以下サイコン値
TSS:85.3 平均出力:254W(4.16W/kg)最大出力:593W(9.72W/kg)
最大平均パワー(20分):256W(FTP260W)
平均速度:18.0km/h ケイデンス:74rpm 平均心拍:131bpm 運動量:757kJ

昨年とほぼ同じ結果(34秒速かったw)。五十路を迎えても劣化はしていなかった。体重が昨年より1kg増加していたが微量として問題はなさそうだ(しかし落ちないんだよこの歳だと)。

ゴール地点の榛名湖は今年は曇天かつガスが多く寒い。小雨もパラパラ。インナーシャツを持ってきておらず、下山装備の中の防寒具はウィンドブレーカーと脚・腕のウォーマーのみとちょっと失敗だったが、ブルブル震えるほどにはならなかった。

下山はいつもの通り大渋滞かつ集団でダイナミックな速度域となったが自分の周りでは無事故だった。

そして今年は特別賞までもらい、会場体育館で偶然真横に牧野ステテコさんがいてツーショットゲット。やった??。(^_^)v

 

【使用機材】

フレーム:Canyon ULTIMATE SL
コンポ:R8050(レバーのみ68)Di2
フロントギア:52-36t リアギア:11-30t
ホイール:Fulcrum Racing Zero Nite C17 タイヤ:GP4000SII 25C(前後7気圧)
パワーメーター:GARMIN vector2s

機材構成は昨年と同様。特に拘った軽量化は行っていないし、ホイールもアルミ。
しかし会場を見渡すとディスクロードもチラホラいて改めて時代を感じる。

 

榛名体育館を13時発のシャトルバスに乗り込み、高崎駅に戻ってホテルに預けた遠征装備を受け取り、14時38分発の「とき322号」で東京に戻った。

今回は全てがうまく「回った」レースで、スタッフやホテルの人などのサポートもバッチシでとても楽しかった。恐らくは来年もやるだろうし出るであろうハルヒル。高崎市の皆様、末永くよろしくお願いします。

あれあれ??今年のヒルクライム佐久やるの?やらないの??次のレースどうしましょう(^_^;)

 

 

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