箱根ヒルクライム2018 参戦記2

10月21日(日)、箱根ヒルクライム2018(男子40?49歳クラス)に参戦。
本レースはこれが初参戦にして、コースに設定されているモーター専用道の箱根ターンパイク(アネスト岩田?と言うのか今は…)を自転車で走るのもとうぜんながら始めて。

しかし今回のレースは、体調が万全ではない状態でむかえてしまった。
原因不明の腰背中痛は改善方向ながらもまだ “しこり” が残っているし、週初めに発症したカタル性と思われる口内炎で喉が痛くキツイ。

 

さて、この箱ヒルはレース当日受付も可能だけど、朝5:30?6:30と早く、その後のレース会場オープン(9:00)までも数時間あるので、わたしは前日受付の通常パターンを選択、土曜午後に輪行で小田原市入りし、ひとまず輪行袋と手荷物を宿泊する駅前のホテルに預け受付会場へ。


根府川のヒルトンリゾート、送迎バスが出ているので電車組は便利

ただ、その前日受付会場がレース会場から少々離れた根府川のヒルトン小田原リゾート(レースのスポンサー)まで行かないとならないのが少々ネック。

夕方宿に戻り、ゼッケン着けなどいつものレース前日ルーティーンをする。

小田原は夜の始めぐらいに雷雨に見舞われる。自転車で受け付け会場に行ってたら雨に打たれたかも知れない。夕食(熱々のものは口内炎で食べられない(涙))など一通りのことを済ませ23時30分頃就寝。箱ヒルはレースが始まるのが遅いので朝が楽で良い。

 

レース当日は6時起床(ハルヒルより3時間半も遅いw)。
買ってきたパンとバナナで朝食を済ませ、ゆっくり2時間ほどすごし、手荷物をフロントに預けチェックアウト。ホテルの外でマシンを組み立てレース会場へ。今回は先月の佐久ヒルのとき、輪行時のバルブ緩み(移動中に袋内側などと擦れて緩んだか…前後とも!)からタイヤの空気漏れが起きてしまったことを踏まえ、走行中はつけないバルブキャップ&ナットで保護して置いたおかげでタイヤのトラブルはなかった。その他もメカトラなし。

会場のオープンまで少々時間があったので軽くR1を箱根方面に流しアップ。会場入り後は補食を摂ったり、普段歩けない料金所付近をぷらぷら散歩したりして時間を過ごす。なんか今回のレースは始まるまでけっこうまったりしてるな。

 

そして10:30、チャンピオンクラスからレース開始。自分のクラスは第5ウェーブで10:45にスタート。目標タイムは55分。ちなみに時間が短いので補給食は持たず。

序盤、いきなり急坂から始まる。8%と言うが実際にはそれ以上あると思う。様相は、よみうりVロードのG坂さいしょの直線に似ている。なお作戦は「ひたすら10キロの我慢と体力セーブ」。

多少緩めの区間(ほんの僅か)はあるが、脚を休められない急登が10キロほど続く。スタートから15分3キロ半ぐらいまでは心拍が100bmp前後までしかあがらずパフォーマンスが悪かったが、その後160bmpまであがり、270W付近でひたすらセーブを心がけながら踏む。

今回も同じペースの人を見つけて協調を試みたが、どうにも力が抜け、着いていけない。やはり体調不良なのだろうか…55分で登り切れるのか?

5キロ以後あたりからは一人旅。逆に前を走っている選手は前ウェーブから落ちてくる人たちでペーシングが合わず協調できない。

同じ斜度の8%急斜が容赦なく続き、10キロ地点、経過48分で「白銀山ピーク」へ到達。ここでプロフィール通り平坦となり、脚を休めた後に下り区間が出現し、好都合とばかり50km/hオーバーで思う存分踏む。レース場だと安心して飛ばせる。


撮影:(C)K_kazumasan さん

12キロ地点から600mほどの登りとなりその坂のピークで52分。大観山展望台ゴールまでは1キロ切っているが目標タイムまでも3分しかない。

幸運なことに、ラスト手前で下り坂となり400mほど55km/h猛ダッシュ。係の人の「踏んで踏んで!」の声に推される形で、増速しゴール直前200mは670W渾身のスプリントで計測ライン通過。サイコン読みで53分32秒。55分は切ったはず…

結果は、

【箱根ヒルクライム2018】2018年10月21日
場所:神奈川県小田原市
天候:晴(平均気温18.1℃)
レース:フルコース
コースデータ:距離(13.8km)/平均勾配(7.2%)/標高差(963m)

●リザルトと計測値
男子40?49歳クラス41位(クラス188人中)
計測チップタイム:53’41.155
以下サイコン値
TSS:96.3 平均出力:248W(4.09W/kg)最大出力:675W(11.12W/kg)
最大平均パワー(20分):279W(FTP247W)
平均速度:14.9km/h ケイデンス:76rpm 平均心拍:141bpm 運動量:805kJ

レース後、Edge 520Jの自動FTP計測が10Wアップ257W。VO2Maxが1アップの58ml/kg/minとなっていた。

余力はまだ残っていたとは思うが、体調的に本レースではほぼ限界値。正直キツかった。タイムは結果的に良かったものの、順位はもう少し上まで行きたかったのでやや残念。
でも秋晴れの中とても楽しいレースで、ゴール後に拝めた芦ノ湖と富士山の景色は最高だった。

平均出力は先月の佐久ヒルより21W高く、5月のハルヒルより23W高かったので、“踏めて” はいた模様。

 

ゴール後、カオス状態の下山荷物(ゼッケン順とかじゃなく無作為に置かれている)を苦労して見つけ、そのザックから防寒具を出して着込み(その後脱いだ。15度ほどで風もあまりなく、さほど寒くなかった)、同じく入れてきたワッフルとジェル、ソイジョイ。そして協賛企業さんからもらった「かまぼこ」(と水)を昼食として食べる。

表彰式はゴール地点。
箱ヒルは大観山パーキングが指定駐車場となっている都合上、表彰は頂上で行われた。クラスは違うがインスタでの知り合い2名が表彰台へ。すごいな!!

レースそのものは式後ここで解散。公道を使って芦ノ湖方面などに自走で行っても構わないことになっているが、ターンパイクでの下山も可能で、自分は荷物を預けている小田原への最短でもあるターンパイクを誘導の元下る。秩序良い整列下山だったが、カーブの少ない直線道なので途中メーター見たら60km/hオーバーもチラホラ……。集団内ではうかつに速度落とせないし苦手な人は怖いだろうな。

途中休憩2回挟み、30分ほどで小田原市内へ。
泊まったホテルで荷物を受け取り、自転車を輪行袋に詰め、復路も新幹線を使い家路についた。

 

【使用機材】

※佐久ヒルと変化無し。

フレーム:Canyon ULTIMATE SL
コンポ:R8050(レバーのみ68)Di2
フロントギア:52-36t リアギア:11-30t
ホイール:Fulcrum Racing Zero Nite C17 タイヤ:GP4000SII 25C(前後7気圧、後輪古タイヤのまま(涙))
パワーメーター:GARMIN vector2s

今回レースは、順位的には少々不満はあるが、秋晴れに恵まれ、景色は良いし(紅葉はまだ早かったな)たいへん有意義に楽しめた。口内炎の痛み以外は…w

これで今シーズンのヒルクライムレースはお終い。次は恐らく4月のHINODEステージ。それまではCXを楽しもう。

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