入間川養水:辿る編 その6(品川用水西分水/上)

■ルートマップ(三鷹市新川?海技研)

※注意:あくまで推定ルートです。

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それでは、西分水をたどります。
一路、三鷹市新川に向かいます。
スタート地点は(B-1)としました。実際の水別れはここよりやや南の人見街道上にあったと思われます。

この(B-1)には三鷹市内でに残る品川用水の遺構があります。
ネット上でもかなり有名なスポットで、水路系な方々がよくここで写真を撮っています。

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草木が茂っています。

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ついつい同じようなアングルの写真をたくさん撮ってしまう…。

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茂みの中に水路溝があるのですが、さすがに中には入るのは気がひけ、外から見させて頂きました。
この遺構横に小道があります。

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(↑)恐らくは、下水路として再整備されたときの流路が暗渠化したものでしょうか?
ちなみに昔々、吉祥寺通りに、その名も『品川上水』(あはは、品川用水は“上水”ではありませんけどネ)という名前のバス停がありました。

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(↑)水別れから西南に流れ、(B-2)で西に向かいます。

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(↑)しばらく行くと仙川にぶつかります(B-3)。今でこそ立派な川ですが、西分水開削当時には仙川はこのような姿ではなく、浅い谷になっていただけのはずです。

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(↑)掛(架)樋のような感じ。
この辺り地形も複雑で、水路工事も難儀したと思います。
さらに西に進みます。

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(↑)実はこの先道は登り坂。
古い地図で見ると、西分水のこの部分は深溝になっていた模様。

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(↑)三鷹市緑化センター横に出ます。私は良くここで植木を買います。
ちなみに平行して東八通りがあるのですが、通りができる前ここは『東大グランド』という名の原っぱで、子どもの頃よく遊んでいました。

そしてこの先、水路跡があります。

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(↑)(B-4)暗渠道。こういう道にピンとくるようななればあなたも暗渠マニアです。(笑)

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(↑)ナイスなカーブ。西向きから南向きに進路を変えていきます。

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ただこの区間ごくわずか。

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そして、東八道路に出ます。
反対側のてくてくやってきた水路を見ると。

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どう見ても川ですね。(笑)
ただ、投棄ゴミが多く、ちょっと悲しい。

この先は、三鷹第3住宅を経て『独立行政法人 海上技術安全研究所』の構内に水路は進みます。
中に水路跡の遺構がひっそりあるそうですが、取材はしてません。そこだけ見せてもらうのも気がひけますし。
なお、隣の『独立行政法人 宇宙航空研究開発機構』と併せて一般公開も年数回やっていて、中を見学することができます。私も何回か見学したことはありますが、たしか水路跡の所は立ち入り禁止だったような気がします。

【辿る編 その7へつづく・・・】(辿るには、大きく迂回、迂回)

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