【落車事故deコンポ更新】CAYOさんDi2化(した)

(ここまでの経緯)
週末土曜日、機械式(Wired)Focus CAYO(2014年式、以下W-CAYO14)をDi2への換装作業を行った。
調整まで含め、正味工程時間は9時間くらい(自分はDi2組み込み初心者レベル)で以下のレポートはその箇条書き形式の作業メモ。

はじめに…

この記事は「あくまで私的メモ」なので、本ページを閲覧されている方は参考程度にしてください。また実作業は自転車店に依頼されるかメーカーのマニュアルを熟読の上、自己責任で行ってくださいね

 

【作業コンセプト基本デザイン】

コンセプトとして、いちばん簡単に済む方法で作業進行。
フレームへの加工改造なし(強度問題と機械式へ戻せるように)。圧入系のPF3oがBBなので外さず作業(プレスフィットは抜き差しするようなものじゃないし、また内壁にアクセス穴が無いと悲惨)。バッテリー内装・ケーブル半内装方式でジャンクションBはシートチューブ開口部から入れBB頭上へ降下。

 

【用意した機材・備品】

大半はWiggleで購入。一部Amazon、リア店などで購入。

●STIレバー左右セット:
— ST-6870(インナー/アウターブレーキケーブル、Di2専用工具TL-EW02入り)
●ディレイラー:(リア)RD-6870-SS (フロント)FD-6870-F
●FDバンドアダプター:SM-AD90 M
●ジャンクションA:SM-EW90-A
●ジャンクションB:SM-JC41
●バッテリーチャージャー:SM-BCR2
●シートポストバッテリー:SM-BTR2-1
●シートポストマウント:Ritcheyシートポストラバーマウント
●E-Tubeワイヤー(Di2ケーブル):EW-SD50×7本
— STI/JCA:350mm(左右で2本)
— JCA/JCB:1400mm
— JCB/FD:700mm
— JCB/BT:400mm
— JCB/RD:950mm
—  EWW/RD:150mm
●サテライトスイッチ:SW-R600
●ワイヤレスユニット:SM-EWW01
●ケーブルカバー:SM-EWC2
●グロメット:SM-GM01

*上記システムは全て非Bluetooth

【ポイント】

(1)ジャンクションA-B間の配線

1400mmロングケーブルを使用した。ステム下のジャンクションAからダウンチューブ内を這ってBB下穴でいったん外に出し再びシートチューブに入ってジャンクションBに接続。

BB下穴からジャンクションBはサイズ的に入れられない。また穴自体が水抜口を兼ねているので塞いでいない。


黄色線がルート

BB下穴から外に出さず、BB上面を通すことも可能だが作業は難関。

(2)ジャンクションAからフレーム内へ

EW-SD50ケーブルのフレーム内装化のためには開口径6mmほどの穴が必要。W-CAYO14も内装式だが、電送線を通すことは考慮されていない。ヘッドにあるシフト用の穴は5mm径ネジ切り(アジャスターボルト用)でEW-SD50のコネクタ径5mmは入らずタップを立てるなど加工しなくては通線不能。

そこで、もう一つ開いているブレーキ用の穴が、アウター用で余裕がありジャンクションAから伸ばす線はそこに通した(上掲写真)。この開口部からダウンチューブ内へのアクセスも可能なためそちらに落とした(トップチューブとシートチューブは非貫通)。

(3)ケーブルを通した方法

EW-SD50は柔らかいので、古いブレーキケーブルを通線器具とし、それにテープで括り付け「根気強く」通した。


“押し込む” “引き上げる

結局は内装通しは「気合い」

※フロントフォークを抜けば(ヘッドで交差チューブの開口が前提だが…)作業は案外容易かも知れない。ただし未確認。

(4)バッテリー、ジャンクションB

バッテリーはシートポスト内蔵型SM-BTR2-1、ただしポスト自体は非Di2用で、Ritchey製のシートポストラバーマウント(プチプチ巻きなどでも良いと思う)を使い差し込んだ。


ラバーマウント、単にバッテリーに挟むだけのシロモノ

ジャンクションBはBT-RD-FD-JCAを結線後シートチューブ上部から押し込みBB上部あたりまで落とし込んだ。

この開口部分が、フロントフォークとBBを外さない限りフレーム内アクセスへの最大径。そのため、各ケーブルはここに出さないとならずその分、通常内装式より長めのケーブルが必要となった。

(5)メカの取り付けと調整

某大手自転車ショップじゃないけど、「裏技なんてありません。基本通りに組み付けましょう」なので、シマノ純正のディーラーマニュアル(注意:あくまで「自転車安全整備士、自転車技士など専門知識を有する方」(マニュアル引用)が対象の書)のPDF版をサイトからダウンロードしそれを読みながら進行。


メカ系は基本「ポン付け」。ワイヤードより遥かに楽だった。全てのパーツ取り付けを終え、結線し通電と動作が確認できた。


フロントディレイラーバンドは31.8mm径用のSM-AD90

リアディレイラーを調整中にトラブル発生。
トップに入らない。いや正確には「調整モード」でガイドプーリーをめいっぱい外側に持って行けばトップに入る。
しかしながら、これではインデックス調整で段階移動できずよろしくない。

そして原因を探ってみたところ、ディレイラーハンガーが内側へ僅か(1mm未満)ではあるが曲がっていたというオチ。
予備ハンガーが1個手元にあるので交換。いとも簡単にスパッと調整できた。


左が曲がったハンガー、右が予備(新品)

このマシンで落車は数回してるから、直近で曲がったものかは不明だが、実にDi2は正直だ。機械式だとトップにさえ入ればあとはケーブルの張りでどうにでも変速(インデックス)は決まるものだが、モーター移動で段階調整する電動変速システムだと冗長性は少ないように感じた。

変速調整の原理・理屈は、電動であっても機械式とほとんど代わらず、違いはボタンの押し方程度だからマニュアル通りに簡単にできた。

(6)その他ディテール

リアディレーラーからの結線はチェーンステー下をテープ張りして通した。

W-CAYO14にもステー内部へ誘う穴はあるものの直径2mm程度のインナー用だからEW-SD50を通すには、ドリルで開口部を拡幅しなくてはならない。もちろん穴の周りはカーボンではなく接着金属台座ではあるがドリル作業時の手元がくるったり、振動による衝撃も良くないから臆病な自分はやらない。

【他の記事】→この後、内装化した “魔改造”

元々のステーに開いていた穴には「適当なゴム」でフタをした

オプションであるワイヤレスユニット(SM-EWW01)はGARMINユーザーの自分的に必須だからデフォルトで調達。装着は“シマノ推奨位置” のシートステー内側ではなくお尻向きに取り付けた。


Edge 510J(Ver.5.1)でのギアのビジュアル表示
ただこの画面大きさだとオッサン的には走行中視認し難い
(Edge 510Jの設定)

FDから引き込むケーブは、元々の機械式シフトケーブル用の穴が広めなため(6mmほどのビニール管用)そこに通した。


穴には「純正グロメット」(SM-GM01)を被せた

非力オッサンライダー必須のラクチンアイテムであるサテライトスイッチ(SW-R600)もデフォルト調達。

慢性的右親指腱鞘炎持ちの自分は、右側前向きにして人差し指と中指でスイッチングできるようにした。
なおスプリンタースイッチは自分的不必要。

元々開いているヘッド部のシフトケーブル用の穴はそのままでは雨水などが入りこむので塞がねばならない。先述の「適当なゴム」や「純正グロメット」は入らず、何か良い方法がないかあれこれ模索。


外ケーブルの一部はエレコムの5mm内径スパイラルチューブを巻いた

すると、家をウロウロ物色している自分を見かねた(うざかったのかも…)オクサンが「これは?」とグッドアイディアを提示。それはなんと歯間ブラシ。
先っぽを切って詰めた。ドンピシャリだった。(笑)

(7)E-TUBE PROJECT

シマノのDi2設定アプリケーションE-TUBE PROJECTは、機動性重視でWindows 10タブレットPC(Lenovo Miix2 8)にインストールした。USBポートが充電兼用のもの一つしかないモデルではあるが、OTGハブ、Route-4をかましMiixを給電しながらSM-BCR2とUSB接続できアプリも動かせた。
もちろん多段変速設定は「とても速い」かつ「無制限」。

 

試走は、仕事場までライド20km。

シフティングは極めて楽になった(特に非力系オッサン的にはサテライトスイッチ)。自動トリムも恐ろしいくらい快適。
変速渋りは、ほとんど無かったが、多少のチューンは必要だった。また機械式より遥かにコクピットが軽くなり、レバーも小さくなったことでハンドリングに多少の戸惑いと違和感は当然ながらおきた。Di2初心者だし、しょうがない。

以上、こんなところでしょうか。
予想以上にDi2の組み込みは簡単だった。

 

おまけ、作業中はネコチェックが常に入る。www

その眼差しは、聖帝十字陵から見守るお師さんみたい。www

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