ガーミン ForeAthlete 620J(with cycle)レビュー【Bike Ride編】

(前回よりの続き)


午前6時、朝練終了時?♪

ForeAthlete 620Jは、システムウェアVer. 2.20にてバイクトレーニングに対応し、既存製品のバイク用ATN+センサーがそのまま流用できてしまう。

という事で、ForeAthlete 620J導入最大の目的である自転車使用時のセッティングを行った。

 

【Rideモード設定】

付属する操作マニュアル(April 2014版)には記載はないが、[アクティブプロフィール]に、自転車用の【Ride】とレース(ラン)用の【Race】があり【Run】とあわせ3つのプロフィールを選択できるようになっている。

【Ride】モードにすると、Edgeシリーズに準じたGPSサイコンとなり、とうぜんながらANT+センサー(新旧センサー可能)を拾える。
ただし現バージョンでは、スピード、ケイデンスセンサーのみの対応で同社製品Vectorなどパワー計は不可。また、複数バイクプロフィール登録もできないので次期システムウェアにこれらは期待。

[設定]→[センサー]→[センサー追加]→[バイクセンサー]

自分が今回同期を試みたのは、スピードとケイデンスがセパレートの新型センサーだが、あっけなくペアリングできた。
この辺りANT+は実にこなれていると思う(GARMIN謹製だからかもだが…)。
要注意:バイクセンサーのペアリングは、必ず「スピード」と「ケイデンス」両方が確立されたことを確認します。自分はさいしょ「スピード」のみで「ケイデンス」のセンサーペアリングがされていないことに気が付かずライドしてしまいケイデンスデータを拾いそびれました。

ほか以下を設定。
タイヤ周長(23C使用で2096)を手動入力([設定]→[センサー]→[バイク]→[タイヤ周長])※クランク長やバイク重量などは設定できない。
メーター画面のページ設定([設定]→[アクティビティ]→[データーページ]


ページ4画面。ふだんは「距離」を表示させている

なお画面は時計サイズで小さいの情報量は少なくした。Edge 510Jのサブモニター的役割。

 

【小さいGPSサイコン】

ForeAthlete 620Jのロードへのマウントはハンドルに括り付けてみた。
ガーミン製の “ハンドルバーマウントブラケット” なる専用品(税抜き2,400円!)はあるが自分の場合、ハンドルに当て布を巻いてマウントさせた。

案外とハンドル回りもすっきりまとまった。ForeAthlete 620Jのみであればかなり “小さなGPSサイコン” だと思う。

肝心の走行だが、ひとつのANT+センサーで複数デバイスにてペアリングされ、ちゃんとデータがとれた。
GPS捕捉に関してはEdge 510Jより使い始めはやや遅かったが(これはEdge 510Jが衛星情報の記憶学習をしているため比較はできないが)、製品の特徴に上げられている「学習効果」もあり、同じ場所で捕捉を行っていくうちに校正され、使用回数が増えるにつれだんだん高速化した。

バッテリーは満充電で計測時、公称10時間稼働とされている。
もちろんメーカー値通りには行かないだろうが、カタログスペックレベルで100km程度であれば楽勝。200km(単純に20km/h以上で走れば(笑))ナントカレベル。


クレードルは外れやすいのが欠点

確かめるべく短時間で実験してみた。
満充電後、1時間53分/38km走行でバッテリー残72%だった。
これだと1時間で約14%消費として7時間しか持たない計算なので、停車時間加味の経過時間レベルでやはり140〜150kmくらいでアップしてしまう。
う〜ん給電計測できないようだし微妙だ…

 

【Edge 510JとForeAthlete 620J、同時刻アップロード】

Edge 510J、ForeAthlete 620J二つを同時に計測し、同じアカウント下のGarmin Connectへアップデート可能か?

これはさんざん調べたがネット上にその回答はなかった。
ちなみにGarmin ConnectのHOW TOによると、(以下抜粋引用)

質問:2つの異なるデバイスに重複するデータが存在する場合は、何が起こりますか?
回答:走っているときに、vívofitとForerunner 220を装着しているとします。 vívofitは歩数を記録し、Forerunnerはトラックの時間、ペース、距離などを記録します。両方のデバイスを同期させると、Garmin Connectは時間指定アクティビティのときに、vívofitではなくForerunnerから距離データとカロリーデータを取得します。《後略》

とある。

実際に自分がやってみると複数デバイス「Edge 510JとForeAthlete 620J」の同期は問題無く両方ともデータのアップロードができると判った。

上記アクティビティ、それぞれ上がForeAthlete 620J、下がEdge 510J。
ほぼ同じ結果だがForeAthlete 620Jの方は「トレーニング効果」項目にデータがある。
自分の場合、いまのところライド時の両データを保存はしているが(この先は???)、ForeAthlete 620Jデータを「バックアップ」としている。

 

【追記】
Edge 510J、ForeAthlete 620J同時刻計測データをアップロードすると2つのアクティビティ数値が加算されます。

↑ 同じトレーニングだが複数デバイス計測だと加算される

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《レビュー・完》

 

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