SHIMANOサンってば…11速チェーン

昨年春から約5千キロ走ったFOCUS CAYO、トルクをかけ踏み込むと歯飛びが頻発するようになった。
チェーン(CN-6800)の張りを調べるとだいぶ伸びていて、交換時期か…

カネはかかってしまうが、そろそろ初回オーバーホールのタイミングなので、予定範囲内という事にしよう。
ままにするわけにいかないな。変速はムラが出るし伸びたチェーンは縮められない。スプロケだって痛む。

ただねぇ。
えぇ知ってます。判ってます。でもねーSHIMANOサンってば….

コンポのデフォルト枚数を11速にしたいがためなのか、はたまた天然ボケなのか、1枚分1.85mmの差異からフリーボディー11速と10速以下の非互換含め、工具やスモールパーツに至るまで10速ものとの互換性を切り捨てちまいやがった。
そりゃー11速まで枚数上げるんだからチェーン幅は10速版より狭くなるし、アンプルピン含めて製品が違うのはバカな自分でも判るけど、チェーン切り工具の違いは頂けない。

これまで使っていた「TL-CN27」は11速チェーン非対応!
いやー、CN27発売の段階で先を見越し(枚数が上がる)冗長設計しなかったのか、いやそれとも…

「ひひひ枚数上がった段階で対応する新しいチェーン切り売ればそれも売れるぜ」

なんて、自分は思いたくはないけど彼らはそういう商売根性だしたのか…はたまた天然ボケなのか。これぞシマノ商法。


↑ シマノチェーン切り 左、11速(6速?)用「CN28」 右10速(6速?)用「CN27」

チキショーこれぞ要らぬ出費じゃーー。


↑ 左、「CN28」 右「CN27」

比較すると、11速アンプルピンにあわせ『切り矢』形状が異なる。
まぁ愚痴ってもチェーンは交換できないのでしょうがないッス。

 

で、泣いてもしゃーないのでチェーン交換。
シマノ11速の場合、選択肢はいくつかあるけど、やはりコレっきゃねっ。

「CN-HG900-11」

デュラエースグレードCN-9000のリニューアル版でMTBコンポXTRと共通の11速対応チェーン。
グリスやケーブルとともに庶民が気軽に買える(笑)デュラグレードパーツだし、費用対効果の高い部位でもあるのでケチることなくチョイス。

古いチェーン「CN-6800」を切って、出荷用の表面グリスをオイルで脱脂した「CN-HG900-11」を繋げる。
あ、自分は新品チェーンは洗う派です。

そして今回は実験的にパーツメーカーYBNが出しているクリックリンク “QL11” をピンリンクする代わりにカマした。
これは複数回再リンクが可能らしい。
ただ文字通りチェーンは生命線なのでホントはこんなモンで連結させない方が良いけどね(古い自分から言うとアンプルピンだって同じ)。

KMCからも同等の11速用 “ミッシングリンク” が出てはいるが、こちらは1度繋げたら使い捨てなので費用対効果は薄い。もっとも “QL11” とてあまり外したら繋げたりするべきでもないが…

形状は「枝豆型」で、凹部分が回転するギアの周回にマッチする仕掛け。
繋げる要領はKMCと同じだが、外す場合Amazonレビューによるとリムーバー工具が必須らしい。持っててよかった。

 

試走は仕事場までの移動プラスαの登坂コースで20km。

6800系アルテグラとの相性はバッチシ。
噛み合わせも問題なく、懸案の歯飛び発生も見られず。
また、QL11を絡めた事による違和感や問題もなさそう。

古いチェーンを新しく掛け替えるとその効果の大きさが実感できるため、手軽なチューニングとしてもお勧めっス。
ちなみに自分の場合、リアタイヤ2回交換し終えたくらいをチェーンの交換時期目安にしています。

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