Panaracer GravelKing 26C をテスト

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最近の自転車雑誌、同情報サイトなどでよく目にとまるのが “グラベルロード ?Gravel Road” 。
要は未舗装路(ダート)も走れるロードバイクって事らしい。
(昔からのランドナーの世界では当たり前の事なのだが…)

 

ある雨天の夜。仕事で中野事務所から江戸川橋までシクロクロス車GT CX-1で走り、その足で調布の自宅まで帰宅したおり後輪がパンク(涙)。


↑ グニャ?約0.5気圧トホホ。スローパンクだったのでエア抜けが急減せず自宅まで26.8km強行

原因は装着していたA-CLASSのホイールなのか使い回しの28Cタイヤだったのかは不明。
コレをキッカケにCX-1を巷で流行っている上述 “グラベルロード” 用とされている “パナレーサーグラベルキング ?Panaracer?GravelKing” タイヤを填め、オンオフ兼用俊足マシンに仕立ててみた。

「オンもオフも軽快に」がポイント。

選択したサイズは700×26C。
同シリーズは他に23C、28C、32Cとあるがそれぞれ味付けが異なり、出来れば実物を観て自分の用途にあった、もしくはマシンに装着可能なタイプを選ぶのが良いと思う。
(通常のロードでは26C以上は填められない可能性大)


↑ ブレーキは信頼の相棒TRP CX9!

製品自体は同社 “ツアラー ?TOURER” シリーズの改良版で、32C以外はトレッドパターンもほぼ同じ。


↑ かつて使っていたTOURER 23C。GravelKingと同じくセンター砂目で左右サイド杉目パターン(このタイヤもかなりタフ)

ホイールは鉄下駄爆音系(笑)なれどタフなFULCRUM RACING7 CX。
ちなみに?RACING7に填めるリムフラップ(テープ)はやや太めの18mmサイズ。

もう一年以上交換していなかったので定番シュワルベを装着。

ペダルはオンロードの軽快走行重視で自宅に転がっていた旧67系SPD-SL。

その他、暴れるダート走行のフロント変速時チェーン脱落防止用にTNIボディガードを装着。


↑ チェーンオイルはウェットタイプのフィニッシュライン “緑ボトル”

 

準備万端にて試走!
フィールドは多摩丘陵と狛江ダートを含めた稲城大橋から荒玉水道(砧浄水所)までの多摩サイおよび祖師谷周辺。


↑ 狛江ダートでは3往復しテスト走行。もちろん歩行者最優先!

結論を言うと、狛江ダート(土手上)レベルのグラベルでは全く問題無し。
ただ泥濘路や大きな岩がゴツゴツした荒れた河川敷林道(大井川上流などが代表格)、山岳トレイルコースなどは無理。もっともこれらの走行にはオンロード兼グラベルのライドをコンセプトとした同シリーズでいちばん太めの32Cでもきつそうなので、オフロード専用タイヤを選択すべきだが…
一方オンロードでは多少のもたつきはあるけれど、漕ぎ出しも軽く、30km/hほどの巡航も快足。23Cタイプであればさらに加速しそう。

充填した空気圧は6bar(と冗長性加味しコンマ2、3多め)。しかしながらダート走行時では、自分(体重59キロ)には乗り心地不快で5bar以下でも良さそうだ。
またスリック系23Cタイヤだとオンロードの急坂下りなどに良くある段差舗装やコーナリングの走行は、結構怖い時が多々あるものの、GravelKing 26Cでは接地面積が広がり安心して下れた(直線の下りだと難なく50km/h超過)。

コイツなら即戦力(自分の場合仕事ライド!)になりそう。
(まぁ山中や林道を行くような所にお客さんは居ないが(笑))

 

おまけ。

ダート走行はマシンは砂埃まみれ!
帰宅後は自作したマシンハンガーにつるして水洗いジャブン!