始動!イマケン企画室実業団チーム & マシンインプレ

わが「イマケン企画室」 “実業団チーム” 自転車倶楽部が始動しました。
そして今季GWは強化合宿。本日は、午前中に府中近辺で周遊コース練、午後尾根幹を走りました。
あ、?イマケン企画室実業団チームは現在、チーム員3名で予算0円です。www

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さて、このチーム員の義弟が最近入手したジャイアントのカーボンロードバイク「GIANT?TCR COMPOSITE 2(CMP2)」(2014年モデル)を借りて走ってみたので簡単なインプレでも。

マシンサイズは430(XS)。
CMP2の車体はシャープ。カーボンレッドカラーのつや消し黒と相まってまるで戦闘機の様。

メインコンポは、クランクセットやブレーキセット(それぞれR561)など除いて10速シマノ105。
ペダルは105グレードのカーボン製PD-5700Cをチョイス。

ジャイアント渾身の一振り、T-600グレードカーボフレームは仕上がりも美しい。
シートポスト(GIANT VECTOR Composite)はエアロ型。

タイヤ外周に沿って湾曲した特徴的なシートチューブ。
iPhone 5をTOPEAK?RideCaseを使いステムにマウントしGPSサイコン化。

CMP2を実際に転がしてみると、漕ぎ出しは軽く、パワーがダイレクトに車体に反映されるようで高速巡航へ移る過程もスムーズだった。
また、ややピーキーながらもバイクコントロールしやすく平坦区間での安定性も悪くない。
GIANT P-R2なるジャイアント製リムで組まれた専用ホイール(ハブ:FORMULA Cartridge Bearing スポーク:SAPIM RACE)は、自分的にシマノWH-R500と似た走行感覚だった。

CMP2で “ヤマノボリ”?は自分はしなかったが、チーム員のアグレッシブなクライミングにもマシンは機敏に反応し、登坂性能も高そうだった。
エアロタイプで、いっけんすると高速巡航タイプながら、オールラウンドで扱いやすいマシンであると感じた。
しかし平坦路の長時間走行ではやや身体的負荷を感じ、ロングライドは若干苦手かも知れない。もちろんポジショニングをカスタマイズすることで各種ライドには十分対応可能になろう。

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一方、先日導入したFOCUS CAYO EV 2.0。走行距離はようやく300余キロ。
この間、オンロードのみならずダートや登坂コースなどあれこれアクションを付けながら走ってみて感じたのは、「走りごたえあって走り心地よい車体」。

まず感じるのは高速安定性。
直線路やダウンヒルにおいて50km/h超えで滑らせてもブレることなく車体への不安感もない。

またヒルクライムでもカタログスペック7.8kgの軽量車体はダテじゃなく、尾根幹の連続坂道も難なくクリア。漕いでいて楽しい。
ホイールとタイヤはデフォルトの「FULCRUM WH-CEX 6.5」と「SCHWALBE DURANO S 23C」の組み合わせのまま。この状態でも上記写真のような悪路走行も不可能ではないもののやや苦戦。ただ振動はフレームで吸収され走り心地は悪くない。

もちろん巨大アームが特徴の6800系フロントディレイラーによる変速は、あまり力を入れず操作できるためこの助力も大きい。
マシン採用のBB、SRAM PressFit 30?は正直良く評価できない。
BBはここ数年来、トレンドがプレスフィット(圧入)方式に変わり、同時に各メーカーが競うように規格と製品を市場に出したことで乱立し、私のようなアホには何がどう優れているのか良く判らない。

この「走りごたえあって走り心地よい車体」、細部を見渡すと不満な点もいくつかあるけど、エンデュランス向けジャンルのマシンながら仕上がりそのものはオーソドックスなロードレーサーであってオールマイティに遊べるところがグッドで自分好み。
改めて末永く使い込みたいバイクにしたいと思った。