iMac導入とマシンシフト作戦(2)

我が家仕事場用メインマシンにiMac(21.5-inch, Late 2013)を導入。それに伴ったマシンシフト、データ移行云々四方山話
その私的記録。連々二
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1 一号作戦:MacBookProからiMacへのデータ移行

まずは新規導入したiMacにデータを移行します。
dosで表現すると、

xcopy macbookpro imac /s /e /h /r /c /y > logfile

まぁどうでも良い。(笑)
箱から取り出したiMacに電源ケーブルを挿し、早々セットアップを済ませたいのが人情ってモンですけど、はやる気持ちは置いといてこの段階で旧マシン(MacBookPro)のデータを移行しちゃいます。

新しいマックの電源を入れるとお馴染み『設定アシスタント』なるスタータープログラムが起動し、Macが問う項目一つずつ答えていくとほどなくしてデスクトップが出現します(初期セットアップ)。
実はこの最初の段階で旧機からデータの移行が可能で、その方がラクチン(だと自分は思う)。
もちろん初期セットアップを終えた後でも『移行アシスタント』プログラムによりデータ移行は可能です。

1)電源入れる前。先ずはマシン間をThunderboltケーブルで接続

今回は自分的に初めてのやり方。
鬼っ子(笑)規格であるThunderbolt(サンダーボルト)のリンクケーブルでマシン間を接続します。
コイツはApple純正品の場合、一番短くて(0.5m)値段が安いのでも3千円もしやがる(チッ)が、買う価値はある(後述)。

オンラインのAppleストアでも買えますけど、量販店だと微細ながらもポイントつくのでお得感はあります。

あ、一応その前に、自分はコピー元MacBookPro内iTunesのWi-Fi同期がonになっているのでoffっときます。
(後ほどMacBookProのiTunesを起ち上げるので。無用なトラブル抑止)
それと旧機で使用しないアプリのライセンス認証解除もこの段階で行います。
注意:ライセンス的に新しいマシンに移行可能な場合に限る

自分的にはケーブル長0.5mタイプで事足りた。
しかしまぁiMacのコネクタは背面にナイナイ隠しするもんだから不便この上ない。せめて側面にしてほしかった(まぁそれも邪魔か(笑))。

2)爆速コピー開始!!

そしてiMacの電源を入れる前に、コピー元のMacBookProをターゲットモードで起動させます。

[T]キーを押しながら電源on!

程なくするとコピー元マシンの画面に、B級映画メガフォース(1982香/米:自分は中2(笑))に出てきたエンブレムのようなThunderboltマークが表示されます。

この段階で、iMacの電源を投入。
言語設定その他をMacと問答を繰り返していきます。
なお、Wi-Fiでネットワークを張る場合、Wi-Fiに関する設定項目が出ますが、ここでは「後回し」とし先に進みます。

そして「このMacに情報を転送」項目で転送方法を「別のディスクから」を選び、旧機のコピー項目すべてにチェックを入れ実行。
(転送元がターゲットモードなので、言うなればMacBookProは “ハードディスク” なんです)

この手のシステムウェア特有の「いい加減な残り時間」がゲージに表れます。
自分の場合、コピーデータ約300GBほどで最初10分と表示され、20分になったり28分になったり…(笑)

待つこと約30分で終わった。
いやはや噂通り爆乳…違った爆速だわ。

最後にチョコチョコっと設定項目を入れていって完了っ。

ちなみにこのThunderboltケーブル、自分の場合データ移行のみ使用するので、まるで「110mm対戦車弾 “Panzerfaust 3”」同様使い捨て装備に近いけど、データ移行時間が30分で終わるんでありゃ、価値ありありでした。

3)移行の確認

改めて二つのマシンの電源を落としてThunderboltケーブルを抜き、iMacのみを起動させます。
以下自分的主なチェック項目。

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●ユーザ情報(iCloudアカウント含む)
ユーザ写真含めそのままコピーされていた。
ただし、iMessageとFaceTimeのパスワード入力を聞かれたので入力した。またiMessageの「自分の写真」は消えていた。
アドレス帳、カレンダー、メモなどそもそもがクラウド管理なのでデータ移行関係なく問題なし。

●ネットワークWi-Fi
接続ルータ、パスコード含め前の状態のまま問題なく移行されていた。まさかネットワークがオンライン状態になっているとは正直驚いた。

●日本語入力
デフォルトのことえりが起ち上がった。自分は使っていないので設定が移行されているかは不明。普段使いのATOK 2012はユーザ辞書、カスタマイズ項目含め完璧にコピーされていた。

●ドキュメントデータ、iPhotoデータ、フォント、デスクトップ
ユーザアクセスフォルダ構造含めすべて移行されていた。壁紙も以前のままで外部モニタ用キャリブレーション済みプロファイルも問題なく移行されていた。

●iTunes
音楽データ、ios端末用アプリデータ(バックアップデータ)すべて問題なく移行されていた。
確認後、コピー元マシンの認証解除を行った。

●アプリケーション/ツール
注:ライセンスには注意。別マシンでの稼働は、アプリ提供先の許諾されている範囲で。
Dropbox:
再度IDとパスワードの入力は必要だったが、移行されていたターゲットの同期フォルダを選択することで元の状態を保持。
SkyDrive:
何もしないで、IDパスワード保持。移行フォルダと同期されていた。
Evernote:
何もしないで、IDパスワード保持。移行フォルダと同期されていた。
GoogleDrive:
アプリレベルでの移行のみ。IDパスワード再入力し同期フォルダも新規設定。移行した同期フォルダは削除した。
Firefox/Thunderbird:
ブックマーク、cookie含めてコピーされていたので、例えばGoogleなどはログオン状態が保持されていた。Thunderbirdのメールデータは元々imapのみの設定だったので全く問題なし。
JEdit X:
起動に問題なし。
Adobe CreativeSweet系:
Javaのインストールのみ必要だったが起動に問題なし。要アクティベーション。
Microsoft Office 2011:
起動に問題なし。要アクティベーション。

ClamXav:
移行に問題なし。ちゃんと常駐されていた。監視フォルダも自分の設定の場合OSレベルにおける新旧マシンディレクトリ構造が同じなため問題なかった。

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取りあえず主なものだけですけど大方移行には問題はなかった。

メインモニタを23インチ外部モニタにして、iMac側はサブでデュアル環境とした。

お次はWindows 7からMacBookProへのデータ移行を試みることにします。

 

《続く》

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